2001-09-06 Fri 24:17

いかん、いかん。中1カ月になってしまった。

ここ1カ月はGNU開発ツールを使いブートローダーのコーディングを行っていた。このコーディングを通じてあやふやに理解していたリンカースクリプト、gcc拡張アセンブラーを把握した。やっぱり「書かなきゃダメね」。この間に調べた情報ソースであるが・・ないのだ。info 以外には殆ど皆無の状態。拡張アセンブラーはふたつ程みつけたので、リファレンスに加えておこう。

ということで、貴重な info を誰もが気軽に閲覧できるように全てPDF化して本サイトにプールした。「みんなこれでしっかり勉強してくれ!」、とアクセス数を見守っていたところ、PDFのアクセス数には変化の兆し全く無し。本サイトの来訪者は殆ど海外からなので英語のギャップはないはずなのに・・。「こらお前ら、基礎をしっかり勉強せんかい!」大学院生低学年レベルと大して変わらんな、これは。

ということで、texinfo ファイルのPDF化について備忘録。残念ながら Makefile 中にPDFの記述はないので手作業になる。単一ファイルで変換できれば良いのだが、多くの場合内部で別ファイルをインクルードしており、これらのファイルを前もって make しておく必要がある。

ひとつの方法は texi2pdf を実行して「○○のファイルがない」という度に make ○○ を行うというもの。もうひとつはPSファイルやDVIファイルの make は記述されているので、最初にこいつを作成してしまうというものだ。info ファイルはオンラインでの閲覧には便利だが、印刷には困る。やっぱりPDFは便利だ。

     
$ texi2pdf document.texi もしくは document.texinfo インクルードファイルが見つからない場合、同じファイルでPS/DVIファイルを make してみる $ make document.ps サブディレクトリー内に共通ファイルがある場合は -I オプションを忘れないように これも上記のコマンドを実行した時に使われたのと同じオプションを使うようにすれば良い $ texi2pdf -I ./include document.texi